深海鮫エキスの基礎知識
「スクワレン」と「スクワラン」。この成分の違いを整理しておきましょう。
深海鮫エキスとは、アイザメの肝油に含まれる成分です
深海鮫エキスという言葉は、あまり多くの方がご存じではない言葉かもしれません。バリューワンの商品として「バリューワンの深海鮫エキス」、「バリューワンのスクワランオイル」に用いられているこの深海鮫エキスは、アイザメと呼ばれる深海に生息するサメの肝油に含まれている成分です。
古くから健康の源として、漁師をはじめ多くの人々に愛され続けてきたサメの肝油。かつて日本でも伝統的な肝油には、サメだけではなく他の魚の肝油を混入させたものや、合成の脂溶性ビタミンなどで造られている人造肝油もありました。 しかし現在、肝油といえば天然で純粋な深海鮫の肝油を指し、「深海鮫エキス」と称されています。 バリューワンの深海鮫エキスは、アイザメと呼ばれる深海鮫の良質な肝油を使用しています。
深海の環境というものは、非常に苛酷な環境です。アイザメの生息する1000mを例に挙げると、水圧は10m潜るごとに1気圧(1atm=1.03kg/cm2)ずつ増えていきますので、1000mで水温は約4度、気圧は約100気圧となりますが、これは小指の先ほどの1平方cmあたりで約100kgもの圧力がかかる過酷な状況で、深海1000mに存在する気体は、海面まで持ってくるとその体積が100倍にもなってしまう事を意味します。釣り番組等で、深海魚を釣り上げた時に魚の口から浮き袋や内臓が風船のように突き出している光景を見かけることがありますが、このような理由によるものです。

しかし、このような浮き袋を持つ魚は、深海魚と言っても比較的浅い方に生息する魚に限定されます。なぜなら、気体である二酸化炭素でさえあまりの水圧の力で液体になってしまうという、気体が存在できないほどの高圧化であるため、浮き袋という器官の存在意義が薄れ、浮き袋が退化したり、消失してしまったりするためです。アイザメも体内のおよそ4分の1も占めるスクワレンと呼ばれる成分に満たされた肝臓で、浮き袋の代わりに浮力を得ています。
深海鮫エキスの主成分「スクワレン」とは
では、このスクワレンという物質はいったいどういった物質なのでしょうか。 スクワレンはアイザメなどの深海ザメの肝油に含まれる高純度不飽和炭化水素の名称で、その特徴は無色、無味無臭、低揮発性で凝固点はマイナス45-50度と低く、伸びもよく皮膚への浸透性もとても強いことが挙げられます。
また、古くからミクロネシアや北欧の漁師を中心に愛用され、国内でも駿河湾の漁師達がアイザメの仲間のサメ肝油を使用してきた歴史もあります。ヘミングウェイの「老人と海」でもこのサメの肝油が取り上げられた事はよく知られた話です。
スクワレンから生まれたスクワラン
スクワランは、スクワレンを組成変化させた安定油脂で、その優れた性質が化粧品に適しているため、特に肝油の中でも良質なアイザメからとれるスクワランは、女性の高級美顔料としても用いられています。スクワランは肌の皮脂成分に含まれるうるおい成分です。
健康な肌の皮脂には、平均3〜4%のスクワランが含まれていると考えられ、デリケートな皮脂膜を構成しています。年齢とともにお肌のうるおいが失われていく原因の一つに、スクワランの減少が挙げられます。この事からも、日ごろから十分なスクワランの供給が重要であると言えるでしょう。
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