紫外線

紫外線は、目に見える光=可視光線の中で一番端の紫色の光の外側にあることから「紫外線」と呼ばれている。可視光線の外側にあり、目には見えない光線である。

光には、目に見えない光にも見える光にも、全てに「波長」が存在する。その波長の長さによってそれぞれの光が異なった特徴を持つ。

太陽から届く光線を分類すると、波長の長い順に、赤外線、可視光線(目に見える光)、紫外線となる。紫外線より短い波長の光線には、X線(レントゲン)、ガンマ線(核爆弾)がある。光線は、波長が短いものほどエネルギーが強く、ダメージを与えやすい。

紫外線をさらに細かく分類すると、波長の長い順に、UVA、UVB、UVCがある。このうちオゾン層を通過して地表まで届くのは、UVAとUVBである。どちらも人間の肌を通過し、細胞を異質なものへ変化させる力をもっている。

紫外線が肌にあたると、メラノサイトという色素細胞が活性化し、紫外線から細胞内のDNAを守るバリヤーとなる「メラニン色素」を作り出す。日焼けをしたとき、肌が黒く見えるのは、細胞を守るためにメラニン色素が分泌されるためである。

紫外線は、体内でのビタミンD合成のために必要であるが、手首から先と顔が出る状態で夏は7分程度、冬は30分程度、太陽に当たれば充分である。紫外線を過剰に浴びると、肌の老化を促進するだけでなく、NK細胞・ランゲルハンス細胞などの免疫細胞を低下させる。紫外線によるダメージが悪化すると、皮膚ガンや白内障などを引き起こす。

オゾン層の破壊により、地表に届く紫外線の量は年々増加している。美容の問題だけではなく、健康を維持するために、紫外線の浴びすぎには十分な注意が必要である

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