|
ビフィズス菌は腸内環境を整える「善玉菌」と呼ばれる乳酸菌の一つ。乳酸菌が体内に入ると、乳糖やブドウ糖などを栄養分に増殖し、腸内を弱酸性にし、悪玉菌を排除する。さらに腸のぜん動運動を促すことで便秘や下痢を防いでくれる。
ビフィズス菌には、腸内ビフィズス菌と呼ばれる菌がある。人間は、母親の胎内にいる時は全くの無菌状態にある。しかし、いったん胎内から生まれ出ると、外部からの菌の洗礼を受け、生後1〜2日目では大腸菌、腸球菌、ウェルシュ菌などの悪玉菌が腸内に発生する。3〜4日目にはビフィズス菌が現われ悪玉菌が減り始め、5日目頃にはビフィズス菌が圧倒的に優勢になる。以後、ビフィズス菌は一定した数を保ち、離乳期から成人に至る。その間に、腸内では善玉菌と悪玉菌のバランスが保たれる。これが腸内ビフィズス菌である。
最近、ビフィズス菌の重要性が注目されている。それは、健康な人の腸内を調べると、ビフィズス菌が圧倒的に優勢な状態で棲みついているからである。腸内ビフィズス菌を活性化させるには、腸内ビフィズス菌のエサとなる乳糖を積極的に摂取したり、ヤクルト菌・ブルガリア菌などの乳酸菌を摂取したりすることが有効である。
ヨーグルト製品などに含まれるビフィズス菌は、腸内ビフィズス菌とは性質が異なり、生きたまま腸内にたどり着いてもそこに定住することはない。だが、腸内ビフィズス菌を活性化させたり、腸内の有害物質を体外へ排出する働きがある。
|